男女の気軽な出会いの場として人気のテレクラ。現在では電話からインターネットに場を移しテレクラサイトとしてサービスを提供しています。
一昔前まではテレクラにはネガティブなイメージがつきまとっていましたが現在のテレクラサイトの多くは健全なサービスを提供しており安心して利用できます。
しかし、残念なことにテレクラサイトの中には健全なサービスを装いながら法外な料金を請求する悪質なサイトも存在します。悪質業者を避けるには自分の身は自分で守る意識が重要です。
悪質業者の危険性や手口を学んで被害に合わないように自衛しましょう。
目次
登録するまえに要チェック!危険なテレクラサイトの特徴
テレクラサイトの利用には個人情報の登録が必要です。登録すればすぐに使える手軽さは大きな魅力ですが、安易に個人情報を入力するのは危険です。悪質業者は登録された個人情報を悪用します。
一度個人情報が流出すれば被害は無尽蔵に拡大しかねません。本当に業社が信用できるかどうか、登録前にきちんと確認してください。
利用規約&特定商取引法に基づく表記を記載していない
テレクラサイトの運営者には運営に当たりいくつかの義務が課されています。運営者に課せられた義務の中でも重要なのが「利用規約と特定商取引法に基づく表記」です。
インタネット上でサービス事業を提供する業社は法律に基づき利用規約と特定商取引法に基づく表記を利用者に分かる形で明示しなくてはいけません。
利用規約と特定商取引法に基づく表記が行われていないテレクラサイトはルールに従っておらず法律上の要件を満たしていない違反サイトです。
悪質業社、詐欺業者である可能性が強く疑われるので登録は避けてください。登録していいのは利用規約と特定商取引法に関して運営に問い合わせを行い納得がいく回答が得られ改善された場合のみに限られます。
運営会社の情報のページが載っていない
運営会社に関する情報もホームページへの記載が義務付けられている情報のひとつです。運営会社の情報はサービスの信頼と安全を担保する基本中の基本であり必要不可欠です。運営会社の記載がないということは架空の会社、詐欺会社である疑いが強く全く信頼できません。
情報が記載されていても虚偽の情報のケースもあります。運営会社の住所や電話番号を検索して本当に存在する会社なのかを必ず確認してください。
お問い合わせをしても返事が返ってこない
問い合わせに対するレスポンスは運営会社のやる気や誠実度をはかるバロメーターです。受付時間内に対する問い合わせであれば遅くとも当日中には何らかの返事があるのが常識的な対応です。返事が遅いだけでもやる気が疑われますが、難度問い合わせしても返事が帰ってこないのは論外です。
問い合わせに対する返事がないのは運営会社に全くやる気が無いか最初から運営をする気がない詐欺会社であるかのどちらかです。問い合わせにまともに対応しないテレクラサイトは利用を見合わせるのが賢明です。
利用料金・支払方法の記載がない
サービスを利用するのにいくらかかるのか、料金をどのように支払うのかは有料サイトにおいて必須の情報です。にも関わらず詳しい利用料金や支払方法の記載がないテレクラサイトは不信感しかありません。
料金収入はサイト運営の命綱なのですから、健全なテレクラサイトなら利用料金と支払方法を明記するのは当然です。料金関係の情報が不明瞭なサイトは後から高額の請求をしてくる悪質サイトであると強く疑われます。
料金がはっきりしないサイトは非常に危険です。悪質請求のターゲットにならないためにもそのようなサイトには近づかないでください。
悪質なテレクラ業者の手口一覧
架空請求や詐欺事件というのは常に手口が進化しています。
犯人側は日々知恵を絞り手口をアップデートしているのでしっかり自衛している人でも足元をすくわれて被害にあう可能性は十分考えられます。過去の手口を知っておくのは有効な対策です。
悪質業者の手口を学び、疑わしいサイトは絶対に利用しないでください。
高額な利用料金を請求される
見に覚えのない高額な利用料金を請求される、というのは悪質業者の典型的な手口です。
この手口のうまいところはテレクラサイトを利用したという負い目につけ込んでいるところです。見に覚えのない高額請求だったとしてもテレクラサイトを利用したことが周囲にバレるのを恥ずかしく思って相談できないケースは多く、言いなりになって支払ってしまう被害が跡を絶ちません。
一度高額な利用料金を言われるがままに支払ってしまうと悪質業者にカモ認定されてしまい、さらに架空の高額請求のターゲットにされる可能性があります。料金がはっきりと明示されていて信頼できるテレクラサイト以外は利用しないのが効果的な防衛策です。
他の悪質なサイトに同時登録させられる
サイトに登録したら同時にほかのサイトにも登録されてしまった、というのもよくある手口です。
登録フォームをわざとわかりにくくしておきその中に他サイトの登録を紛れ込ませておく、あるいは必要事項であるかのように装ってたサイトに登録させるというのが典型的な手口でどちらも初見ではわかりにくく注意していても騙されてしまいます。
登録時は表示される内容をひとつひとつ確認し、他サイトへの誘導や登録が疑われるときはすぐに入力を中止してください。
登録した日から大量の迷惑メールが届く
テレクラサイトへ登録したらその日から大量の迷惑メールが届くようになってしまった、という被害も多数報告されています。このケースでは登録したメールアドレスが本来の目的外に使用されており悪質業者である疑いが濃厚です。
やっかいなのは登録時にメールアドレスの外部利用にたいする同意を紛れ込ませている業社も存在することです。
このような方法はかなりのグレーゾーンですがルール違反になあたりません。しかし、利用すると迷惑メールの被害にあうようなサイトを安心して利用できるはずがありません。テレクラサイトの登録にはメインのメールアドレス以外の破棄できるメールアドレスを用意しましょう。
万一迷惑メールの被害にあったとしてもアドレスごと破棄してしまえば被害の拡大を防げます。
他サイトへの登録を誘導される
他サイトへの登録を誘導される手口もよく見られます。他の悪質なサイトに同時登録させられるのと似ていますが、決定的に違うのはそこからさらに被害が拡大する可能性が高いことです。
他サイトに登録させられたあとは直接的な交流を通じて個人情報や金銭を吸い上げられる被害にあう可能性が考えられます。
もしくは登録紹介のキャッシュバック目当てである可能性もありますが、どちらにせよ他サイトへの登録を誘導するようなサイトは信頼できません。無関係の他サイトへの登録を誘導されても絶対に登録してはいけません。
悪質なテレクラサイトに騙された!詐欺だと気づいたときにとるべき行動とは?
どんなに警戒していても悪質なテレクラサイトに騙されてしまう可能性はゼロではありません。もし悪質なテレクラサイトに騙されてしまったら速やかな対応が重要です。対応が遅れれば泣き寝入りになりかねません。素早く対応して被害の拡大を防ぎ損害を取り戻しましょう。
関係しているサイトのURLやメールの履歴を証拠として準備する
関係しているサイトのURLやメールの履歴などは有力な証拠になります。
悪質業者は証拠隠滅のためにサイトや利用履歴などを消す可能性が高いので、こちらで押さえられるデータは全て保存してください。
会員登録時にやりとりしたメールやお金のやりとりを証明する振込情報の控えなど客観的に被害を証明できる証拠は当然として、あまり人に見せたくないテレクラサイトでのやりとりなどもきちんと保存しておきましょう。
消費者センターや警察に相談
悪質サイトの被害は年々拡大しています。消費者センターや警察など取り締まりや対策の窓口となる関係機関にはすみやかに連絡、通報し被害を届け出てください。
問題が大きくなるのを嫌う人もいますが、被害を訴え出なければ有効な対処もままなりません。
同じような被害を届け出る人が多ければ公的機関が動く可能性も高くなります。被害が少額であってもきちんと届け出てください。
多額の金品を奪われた場合は警察・弁護士へ相談
悪質サイトの言いなりになってお金を振り込んでしまった、など多額の金品を奪われた場合は警察や弁護士へ相談してください。まずは弁護士に相談してから警察に被害を届け出るとスムーズに進みます。
悪質サイトの被害では相手の正体が不明なため対応が難しい場面も多く見られます。そんな時に弁護士や警察に相談しておけば運営者情報の開示請求や金融機関口座の情報公開請求など強制力を伴う対処が撮れるため損害を回復できる可能性は高まります。
悪質業者に対して個人で立ち向かうのは簡単ではありません。被害が高額な場合はためらわずに警察や弁護士に相談するのが確実です。